北斗の工務店
急遽アポを取ることになり、A工務店のサイトを見て、夫が見慣れない言葉を発見。
それは、“当社持ち物件”
クリックすると、A工務店が施工した建売物件の他、土地も紹介されていました。そして、ロンロン夫妻は驚くべき文言を目にしたのです。
「当社持ち物件につき、仲介手数料は不要です」
ふつうに考えれば当然のことなのですが、土地や物件には売主がいて、それを紹介して仲介する仲介業者がいる。でも、仲介業者を通さない方法もある。それが売主直販。
売主から直接購入できるなんて思いもつかなかった私は、ただひたすら仲介手数料をどうやったら抑えられるかだけを考えていました。
まさか、こんな方法があったなんて、、、!
目からウロコがボロボロ状態で、夫と2人で盛り上がるロンロン。
「これ、注文住宅いけるんちゃう?」
「土地の手数料かからんもんなー!」
関東住まいですが、興奮すると関西弁に戻る。
ただ、問題が、、、。
持ち物件のうち、めぼしい土地があったのですが、ロンロンたちの上限より、さらに400万ほど高い。
夫がダメ元でこの土地で、予算内で家はたつか聞いてみると、、、
レスポンスは至極簡単。
仕様によります。詳しくは一度お越しください。
とのことで、とりあえずは工務店に伺うことになったのでした。
で、週末に満を持してA工務店へ訪問。
こじんまりとしつつも整頓された、スッキリしたオフィスで、出迎えてくれたのは、、、
ケンシロウ。
ではないのですが、正直言って第一印象がケンシロウでしかない担当さんでした。
机に座って、穏やかな笑みで出迎えてくださったのですが、後ろに阿修羅像が見えるよ、、、
ケンシロウめちゃくちゃデカイ。しかも筋肉すごい。それもそのはず、A工務店のサイトにもご自身の写真を載せているのですが、大会にも出られているような、とある武道の達人だそうで。
七つの傷があるかどうか、胸元に目を凝らす私をよそに、自己紹介を交わす夫とケンシロウさん。
ケンシロウさん、なんでもA工務店の取締役兼、営業兼、設計だそう。
しかも基本、営業はしない主義。来るもの拒まず去る者追わずなスタンスでしょうか。ガツガツ系が苦手な草食インパラ系夫は珍しく人見知りセンサーを発動せず話を聞いております。
構造計算などを担う建築士は常駐するものの、ケンシロウさんも設計することもしばしば。また、一級建築士とも提携しており、設計をそちらに委託することも可能だとか。
そんな話を聞きつつも、隙を見て殴りかかっても即座に取り押さえられるんだろうなとか、マジで眼光鋭いなこのケンシロウさん、、、とか考えてしまう。
そうこうしているうちに、話は件の土地に及び、とりあえずは現場を見に行くことに。
車中で、こういう沈黙が気詰まりなシーンで必ず黙り込んでくれる夫、珍しく喋る。セルロースファイバー断熱のこと、珪藻土のこと、工期のこと、、、
話はお互いの子供達についても及び、ケンシロウも6歳児の子供がユーチューブの見過ぎで悩むひとりの親だということが分かり、その数日前に同じことでキレて娘に雷を落とした私は勝手に親近感を持ちました。
で、現場に到着。山あいの、自然に溢れる土地でした。駅も徒歩圏内。でも、、、隣地は今は空き地ながら、こちらも売りだし中なので、家がたてば東西に建物が来ることになる。しかも、正面数メートル離れつつも、やはり家が。
うーん、、、
悩みつつも、とりあえずは保留にして、また工務店に戻ることになりました。
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